富士フイルム TX-1 / SUPER-EBC FUJINON 45mm F4
お買い取りいたしました。ありがとうございました。

ハッセルブラッドと共同開発にて発売したレンズ交換式レンジファインダーカメラ FUJIFILM TX-1。
本カメラの特徴は何と言っても『パノラマ撮影』です。
フィルム2コマ分をワイドな一枚の写真として撮影することができ、風景撮影をはじめ印象的な写真の撮影が可能です。
パノラマ撮影と聞くとその辺のコンパクトカメラにもパノラマ機能はありますが、それらは上下を物理的にトリミングしているためTX-1のそれとは本質的に異なります。
またパノラマ以外に通常の36×24mmでの撮影も可能なため、汎用性の高さもこのカメラの魅力のひとつです。

このTX-1は、内容・仕様が同じハッセルブラッド版のXPanというカメラも同時期に発売されています。
またTX-1の発売から約5年後に、ファインダーの機能が充実しブラック外装となった『TX-2』が発売されています。

レンズはシリーズを通して3モデルのみ発売。
30mmレンズには専用のファインダーが用意されました。
SUPER-EBC FUJINON 30mm F5.6
SUPER-EBC FUJINON 45mm F4
SUPER-EBC FUJINON 90mm F4

デジタルカメラやスマートフォンが進化した今となっては、パノラマ撮影は特別なものでは無くなりました。
ただこのTX-1で撮影される写真は合成やトリミングをした"なんちゃってパノラマ写真"では無く、『真のパノラマ撮影』。風景撮影が好きでフィルムカメラをお使いの方で興味を持たないかたはいらっしゃらないのではないでしょうか。