カメラの豆知識
はずし方がわからない!! レンズの取り付け・外し方
はじめてカメラを手にした方は、操作方法などわからないことだらけではないでしょうか。 ボタンやレバー、くるくるまわるダイヤルなど操作するものは様々ありますが、ここではレンズの取り付け・取り外しについてご説明いたします。
デジタル一眼レフ・ミラーレス一眼カメラなどのレンズの外し方
バヨネット式と呼ばれるマウント形状で、取り外しの際にレンズ本体が回転する
- レンズの取り付け・装着
ボディマウント部にあるマーカーと、レンズマウント部にあるマーカーをあわせ1/4周ほど『カチッ』と鳴るまで回転します。回転方向は各メーカーにより異なりますが、時計回りか反時計回り一方向にしか回転しません。
レンズの取り外し
ボディ前面レンズマウント周辺に『レンズ取り外しボタン』があり、ボタンを押しながらレンズを1/4周ほど回転させます。回転方向は取り付け時と反対方向となります。 カメラボディとレンズをしっかりホールドしておかないと、外したはずみで落下させてしまうことがありますので、十分ご注意ください。
キヤノンFL/FDマウントカメラのレンズの外し方
スピゴット式と呼ばれるマウント形状で、取り外しの際にレンズ本体は回転しない
- レンズの取り付け・装着
レンズのマウント付近に、レンズ着脱用リングがあります。 ボディマウント部にあるマーカーと、レンズマウント部にあるマーカーをあわせ、レンズマウントをボディ側に差し込みます。次に、レンズ着脱用リングを回転させることでボディにレンズがロックされ、撮影できる状態になります。 またNewFDレンズの場合は、同じようにレンズを指し込んだ後、レンズを回転する事によりレンズを取り付けることができます。
レンズの取り外し
マウント付近のレンズ着脱用リングを回すことでロックが外れ、レンズを取り外すことができます。 またNewFDレンズの場合は、レンズマウント付近にあるボタンを押しながら回転する事により、レンズを取り外すことができます。
ニコン レンジファインダー Sマウントカメラのレンズの外し方
カメラ正面から見て右上にファインダー’覗き窓)が付いた古いニコンのカメラで、Sマウントと呼ばれるマウント形状を持つレンジファインダーカメラです。
- レンズの取り付け・装着
レンズマウント部にあるツメをボディ側の赤いマークに合わせ差し込み、反時計回りにカチッと固定されるまで回します。
レンズの取り外し
マウント部にあるバネ状のレンズストッパーをボディ側に押し込み、レンズ全体を時計回りに回すと取り外すことができます。
オリンパスOMマウントのレンズの外し方
- レンズの取り付け・装着
ボディマウント部にあるマーカーと、レンズマウント部にあるマーカーをあわせ、ボディ側に差し込み1/4周ほど回転させます。
レンズの取り外し
レンズマウント付近、シャッタースピードリングとなりにレンズ取り外し用のボタンがあります。カメラを前から見てペンタ部右下あたりにあるボタンです。ボタンを押しながら装着時と反対方向に回転させることで取り外すことができます。
とても古いフィルムカメラ スクリューマウントカメラのレンズの外し方
バヨネットタイプのレンズマウントが普及する前の、バルナックタイプのカメラや一部一眼レフカメラに採用されていた、一般的にスクリューマウントと呼ばれるマウント形状で、レンズマウントがいわゆる『ねじ状』になっています。一例としてM42プラクチカマウントやライカL39マウントなどがあります。
- レンズの取り付け・装着
一般的なネジと同様に、ボディ側とレンズ側のネジ山をあわせ、時計回りに最後まで回転させ締め付けます。締めすぎは破損や不具合の原因になるため、レンズが簡単に緩まない程度に締め付ける程度で問題ありません。
レンズの取り外し
締め付け方向と逆の方向、反時計回りにレンズが外れるまで回転させます。勢いよく回すとレンズが外れた拍子に落下させてしまう恐れがあるため、ゆっくり慎重に行ってください。
これがすべてではありません
いくつか挙げてみましたが、他にも違う方法で装着・取り外すカメラもあります。
取れないな…と思っても無理やり力ずくで外そうとするのは、カメラ・レンズの破損につながるのでやめましょう。カメラが壊れるばかりではなく、ケガをしたりする可能性もあります。また中にはレンズとカメラ本体が一体になったコンパクトカメラもあり、構造的にレンズを外すことはできません。取り扱いがわからない場合は、『カメラのモデル名+レンズ外し方』で、インターネット検索してみてはいかがでしょうか。